私の体験談の範囲、日常感じたことについての範囲でしか語れませんがポーランド人の性格について話したいと思います。
でもその前にお話したいのは、ポーランド人とひとくくりにまとめるのは、ちょっと強引かなあと思います。日本人といわれて想像する日本人像と、アメリカ人といわれてアメリカ人像を想像するのは人それぞれによって違いがあるように、ポーランド人もまたそうです。
私たち日本人からみれば、ヨーロッパに住む同じ白人のような顔に見えますが、歴史の背景からその白人の中でもいろんな民族が混ざり合って今に至る国民だと思います。なのでこれといった典型的なポーランド人の顔つきの特徴をあげるのは難しいです。
そして考え方についてもそうです。ここでは人類学的テーマを深く掘り下げるつもりは無いのでこの辺で。
ポーランド 人の特徴と性格 明るくて人懐っこい
一般的に共通する人柄、性格をあげるとすると、非常に明るいなあというのが印象です。日本人が思うポーランドというと何か暗いイメージが無いでしょうか?共産主義時代のポーランドが日本のテレビでたびたび紹介されていたからかもしれません。なんだか暗いイメージを日本人に植えつけられているポーランドも来て見ると、人柄が明るいのにビックリすると思います。
この感想はポーランドに来た日本人ほとんどの人が言っていたので、ここで書いてみました。共産主義時代のときでも、共産主義をパロディにしたり批判する映画やドラマも公開されていましたし、日本人が思う共産主義のイメージと実際は違ったのかもしれません。
あと、外国人に親切だなあと思います。道端で目的地の方向を聞くと、一生懸命わかるように教えてくれます。私も以前、道を聞いたとき、一人のおばちゃんに聞いたのですが、そのおばちゃんが私の目的地がわからなかったらしく、通りがかりの人を捕まえて聞きました。そうしている内に何人か集まってきて、
いろんな人がこっちだ、あっちだと教えはじめました。私としては人だかりが出来てちょっと恥ずかしかったのですが。
そして明るい性格なので、人懐っこいと思います。すぐに人間関係の距離を縮めてくるなあと思います。
ポーランド 人の特徴と性格について。音楽が好き、沈黙が嫌だ。
ポーランドで生活していて、気づいたことのひとつは皆音楽が好きだなあということです。ジャンルを問わず、音楽がどこでも流れていると思います。
バスの中でも運転手が自分の好きな曲や、ラジオをかけているし、役所にいっても有線や曲が流れるラジオをかけています。働いている職場でも自分たちの好きな音楽、曲を同僚がかけています。
とにかく静寂、沈黙が嫌なように私の目には映ります。日本の職場では考えられないですよね。流行の音楽が流れている空間は。
ポーランドで支店や拠点となる工場を出して、ポーランド人を雇う場合は音楽を仕事中かけてもOKにしたほうがいいかもしれません。とにかくポーランド人は沈黙の空間が嫌なように感じます。
ポーランド 人の特徴と性格について。喧嘩っぱやい人が多い!?
ポーランド全体といっては語弊があるかもしれません。私の身の回りだけのこと、シロンスク県の特徴だけかもしれませんが、喧嘩っ早い人が多いように思えます。私が住んでいるシロンスク県は炭鉱の町が多く、荒くれ者が集まっているからかもしれません。
日本でも炭鉱の町は血気盛んな人が多いですよね。私も男なのでポーランド人男性と男同士の話をします。ケンカの話や、下世話な話まで。20対20で森でケンカ対決とか、ビーバップハイスクールのような話をよく聞きます。
実際にこの目でケンカもしょっちゅう見ます。喧嘩っ早いですが、後くされが無いのも特徴かなあと思います。ケンカした後ネチネチ恨む人はいないかなあと思います。あくまでも私の身の回りの体験談からということで。