ポーランドで住宅を購入したときの体験談、購入までの流れを紹介します。
私の場合は、結論から言うと、中古のマンションを不動産業者を通して探してもらい、
銀行から住宅ローンを借りて、購入しました。
その際の大まかな流れを先に説明します。
中古マンションを買う手順をもう少し詳しく説明します
以前の体験談を思い出してそれぞれの段階の詳細を説明していきますね。
1、 不動産に頼む場合、まず契約書を交わします。紹介してもらった物件は、複数の不動産業者が紹介している場合が多々あるので、不動産業者としては、紹介したんだから自分のところに手数料を払ってもらわないといけません。Aという不動産業者に物件を紹介してもらったのにもかかわらず、Bという不動産業者が手数料が安いからといってBと仕事を進めていかないよう防ぐためです。この契約書で購入価格の何%を手数料として払うと取り決めをします。不動産の種類や閲覧して気づいたことなどコチラのページで紹介しています。
2、 めぼしの住宅が決まったら銀行と前もって相談しておいたほうがいいと思います。その際、自分の滞在許可のステータス(永久滞在か短期滞在かどうか)と、収入を述べ、どのくらいのローンが下りるか、聞いて住宅購入の目安にしたほうがいいですね。毎月いくらの支払いかシュミレーションをしてくれます。ただ、銀行もいきなり貸してくれるわけではないと思います。
実は、ちょこちょこ銀行からお金を借りて、ちゃんと返すことの繰り返しを行っていました。銀行に相談に行ったとき、返済履歴はすごく良いといわれました。なので、いきなり住宅を買うのは、日本でもどこでも同じで、何年も前から計画して行動しておかないといけないと思います。また永久滞在許可証を得るには、ポーランド人の配偶者でも3年待たないといけませんので、やはりそのくらいの時間が必要です。ところで、私は直接、銀行に相談に行きましたが、doradztwo finansoweというコンサルタントに相談するという方法もあります。このコンサルトが銀行との間に入ってくれ、ローンの相談をしてくれます。私は利用しなかったので、それ以上の詳しいサービス内容のことはわかりません。
3、 Umowa przedwstępna sprzedaży というのが仮契約書です。公証役場で作成する本契約書のほぼ同じ内容です。ただし前金はいくらとか、いつまでに払う、いつまでに退出しなければならないなど書かれていて、サインをすると有効ですので、内容には気をつけないといけません。お互いに合意された仮契約書にサインすると、オーナーは購入者を応募する一切の広告を停止しなければなりません。
4、 住宅ローンの申し込みには、Umowa przedwstępna sprzedaży を見せたほうが銀行担当者に見せたほうが良いでしょう。詳しくはコチラのページで書いています。
5、 審査の結果は3週間くらいかかりました。
6、 銀行で契約書にサインをします。このときは身分証明書を持っていきました。
7、 公証人は、誰が手配してもよかったのですが、住居のオーナーが公証人を知っていたので、その人に頼みました。公証人にUmowa przedwstępna sprzedażyや住宅ローンの契約書を提出して契約書を作成してもらいます。
8、 新築の不動産をデベロッパーから購入する場合は、税金がかかりませんが、中古の不動産を購入する場合、PCCという税金がかかります。これは不動産購入価格の2%です。他の税金と公証人の手数料を合わせて公証人に支払いました。税金は自分でも払うことができるそうですが、面倒なので、公証人に税金を一括ではらってくれるよう頼みました。その支払い代行費用は200PLNだったと思います。
9、 最後、銀行ローンを住宅のオーナーに支払うよう手続きをします。住宅ローンは銀行から直接、住宅の販売者に支払われます。住宅ローンを他の目的で利用されないためですね。
ここに書きました税金は、私が購入した時点での税法によるものです。お読みになっている時点で税法が改正されている場合もありますので、再度確認してみて下さい。