Volkshochschule(フォルクス・ホッホシューレ)
ドイツでは自治体が運営しているVolkshochschule(フォルクス・ホッホシューレ)という教育機関があります。
大人のための学校というんでしょうか。そこで外国人のためのドイツ語講座があり、通ってみました。
自治体が運営しているので格安です。自分の住んでいる自治体名とVHSで検索すると出てくると思います。
そこのページでsprachenという項目に行くと語学のページに行きます。
ドイツ語だけでなく、英語、フランス語、ロシア語、イタリア語も学べます。
デュッセルドルフでは日本語講座もありました。語学だけでなく、社会学、ビジネス、文化などの講座もありました。
朝から開講する講座もあれば、夕方から開講するものもあります。
VHSの良い所は、教材は自腹でしたが、値段が安いことですね。
グループレッスンなのでそこでいろんな人と知り合うことが出来ます。
ドイツに来たての頃は知り合いもいないでしょうし、いろいろ情報交換する仲間として心強いのではないでしょうか。
また授業は週1回で2ヶ月ぐらいのコースがおおいのですが、最期まで出席すると卒業証書みたいな証明書をもらえます。
ドイツ語初級レベルのA1,A2では厳しいですが、B1,B2だとドイツの企業に就職活動するとき
証明書を提示すればアピールになるのではないでしょうか。
デメリットというか不満に思うのは、グループレッスンなので仕方が無いですが、
深いレベルまで講義せず、上級者には物足りないかもです。
マンツーマンレッスン
ドイツ語のプライベートレッスンも受けてみました。
日本文化交流センターがデュッセルドルフにあるのですが、そこにある掲示板に貼ってあった連絡先に電話してみました。
日本人のドイツ語の先生の広告もありましたが、せっかくなのでドイツ人がいいかと思い
それっぽい名前の人を見つけて連絡したのがきっかけです。
カフェで初めてお会いしました。60歳くらいに見える女性の方でした。オーストリアから移住した方です。
後できいたのですが、その時、70歳だったそうで、見た目が若かったです。
たしかにその方はパワフルであのゴツいボルボに乗り回し、高速道路で走るときも時速170kmを越えるスピードで走っていました。
イギリスに留学して何年も住んでいたので英語も堪能です。先生は英語も教えていました。
ドイツ語の先生の人生も語りだすと長く面白いです。旦那さんはイギリスで知り合ったイギリス人です。
旦那さんはジョークが好きで、一緒に食事会をしたとき、ジョークをよく連発していましたが、いつもスベった空気になっていました。
先生にはドイツで生まれた娘がいるのですが、国籍はどうなるんでしょうか?
娘さんの旦那さんもイギリス人です。
娘さんにも息子がいて、先生の孫ですね、英語とかドイツ語が入り混じった環境で育っています。
コテコテの日本人の私から見たら、初め何がなんだかわからない新鮮な感じがしました。
肝心のプライベートレッスンの話に戻します。発音も落ち着いてしゃべるので聞き取りやすかったです。
若いドイツ人が話しているのを聞いているとなんかちょっと違うアクセントで聞き取りにくいんですよね。
やっぱりドイツでも若者と年配の方では話す言葉に違いがあるのでしょう。
授業料はVHSに比べると高かったですが、いろいろプライベートで連れて行ってもらったし、
たくさんの経験ができたので良かったと思います。これは先生によりけりで当たりはずれがあるのも
プライベートレッスンの特徴かも知れません。