ポーランド料理は脂っこいでしょ、とよくポーランド人から聞かれます。メインが肉料理なのでそうなっちゃうかも。ここではポーランド料理で食べておきたい知っておきたい肉料理を紹介します。
ところで日本の朝食、昼食、夕食の概念とポーランドのそれが、少し違うことに気づきました。日本では夕食をその日のメインとして多い量を食べますよね。ポーランドでは昼食と訳されているObiad(オビヤド)がその日のメインの食事のようです。Obiad(オビヤド)の時間も夕方3,4時くらいです。
で夕食と訳されているKolacja(コラツア)は軽めの食事、寝るときにお腹に残らない感じの食事ですね。日本とは仕事のサイクル、ライフスタイルが違うからかもしれません。
ポーランド肉料理 Gulasz(グラシュ)
牛肉を長時間煮込んだ料理です。肉屋で買うとき、グラシュ用の肉をくださいと頼んだ方がいいでしょう。たいがいはPręga(プレンガ)と呼ばれる足の肉の部位を渡されます。
ポーランド肉料理 Golonka(ゴロンカ)
ボリュームたっぷり、Golonka(ゴロンカ)を食べた後はこれぞ肉をたべたーという感じになります。ドイツではアイスバインと呼ばれているものです。
調理人や家庭によってオーブンで焼くバージョンや、長時間煮込むバージョンなど、人それぞれです。前日から味付けのために汁に漬けておかなければならず、手間ひまかかる料理です。
ポーランド肉料理 Gołąbki(ゴウォンプキ)
いわゆるロールキャベツです。中身はひき肉だったり、Kasza(カシャ)とひき肉を混ぜたものだったり。個人的に普通のキャベツよりも、イタリアンキャベツという濃い緑色のキャベツがあるんですが、コチラの方が好きです。より柔らかい仕上がりになるからです。
ポーランド肉料理 Rolada śląska(ロラダ・シロンスカ)
典型的なシロンスク地方を代表する肉料理です。きゅうりの漬物を肉で巻いて特製ソースをかけます。この肉料理と代表的なセット料理が、Kluski śląskie(クルスキ・シロンスキェ)というジャガイモの団子と、赤いキャベツのサラダです。
ポーランド肉料理 Kotlet(コトレト)
日本でいうとんかつです。日本のふわふわパン粉とは違ったパン粉で揚げています。
ポーランド肉料理 Kurczak z rożna(クルチャク・ス・ロジュナ)
肉屋さんに行くと、置いてある店があります。トリを丸ごとオーブンで熱しています。そのオーブンの中でトリがくるくる回っています。特製のソースを染み込ませていますね。パンと一緒に食べます。
ポーランド肉料理 Żeberka(ジェベルカ)
甘辛いソースとわき腹の肉の料理。骨ごとしゃぶって食べます。
ポーランド肉料理 Bigos(ビゴス)
これもまたポーランドを代表する料理のひとつでしょう。ソーセージ、カプスタ・キショナなどポーランドを代表する食材がたっぷり
ポーランド肉料理 Pierogi(ピエロギ)
これももう知られている料理ですよね。餃子をイメージしてください。中身は肉だけもありますが、ジャガイモを練ったものをいれたピエロギもあります。Pierogi ruskie(ピエロギ・ルースキ)といってルーシ地方発祥の料理。これに炒めたベーコンをかければ絶妙の味になります。
他にも甘いソースをかけて食べるピエロギのバージョンもあります。
生地から造ったことがありますが、練ったりこねたり伸ばしたり、本当に労力がいる作業です。ポーランド料理は本当に手間がかかる。