ポーランドスープ料理 これは食べておきたいポーランドのスープまとめ

誰に聞いてもポーランド料理は、家庭料理が一番といいます。
その理由として思い当たるのは、長時間煮込む料理が多いことかなあと思います。外食ビジネスとして考えると出来たての料理を出したいのだろうけど、お客に長時間待ってもらうわけにもいかないし、作り置きの料理を出すと質は下がりますよね。
家庭で作るポーランド料理が一番なのはその通りですが、もしポーランド人の知り合いがいなくて家庭料理を味わえない場合、せっかくだからポーランド料理のレストランに行って代表的な料理を頼んでみましょう。
このページでは代表的なスープ料理をまとめました。スープはZupa(ズパ)といいます。

ポーランドスープ料理 Żurek(ジュレク)

水と穀粉を発酵させた原液を肉やソーセージでとっただし汁にいれたポーランド料理を代表するスープ。具はソーセージ、ゆでたまごなど。味や具は家庭によってそれぞれですが、基本的には酸味があるスープです。原液が発酵しているのでそれが酸味のもとです。
原液は?ur(ジュル)といいますが、スーパーや雑貨屋で売っているので、だし汁と具をつくれば、あなたも家庭でできる!?
ポーランド料理 スープ ジュレク
どのポーランド料理店にもあるスープだと思います。地域によっては丸いパンをくりぬいてそれを器にして、その中にジュレクを入れるスタイルもあります。スープが染み込んだパンはもちろん食べることが出来、美味しいです。
初めてポーランドに来た方はまずはこのスープを。

ポーランドスープ料理 Barszcz(バルシュチュ)

このスープもポーランド料理を代表するスープですね。どこのポーランド料理レストランにもおいてあります。赤紫色をしたスープ。初めてみたときは毒々しい色したスープだなあと思いましたが、飲んでビックリ。本当に美味しい!コクがあるけどクセになる味。
バルシュチュだけの一品料理としてもOKですが、脂っこいポーランド料理の一品を食べた後バルシュチュを飲むスタイルも口の中をリフレッシュさせてくれます。
例えばピエロギというポーランド風餃子、ワザンキというポーランド版やきそばを食べた後バルシュチュを飲むとさらに食欲が増します。
このBarszcz(バルシュチュ)、Burak(ブラク)という赤紫色をした野菜を使います。このBurak(ブラク)を長時間煮込みます。なのでスープの色が赤紫なのです。マル秘テクとしてバルシュチュの光沢を出すために、酢やレモン汁を入れるのだそうです。
個人的に思うのはこのバルシュチュとラーメンの麺の組み合わせバルシュチュラーメンが美味いじゃないかなあ。

ポーランドスープ料理 Flaki(フラキ)

ポーランドのモツ煮込みスープです。これもモツを柔らかくするため前日から水につけ、長時間煮込まないといけません。
肉屋で丸ごと内臓が量り売りされているので、それを購入して煮込みます。
ビニールパックに入った出来合いのFlaki(フラキ)も販売されているけど、、、あまり美味しくないです。

ポーランドスープ料理 Rosół (ロスウ)

ブイヨンスープです。玉ねぎ、人参、肉を長時間煮込んだスープ。シンプルだけど私はかなり好きです。
二日酔いにも効きます!あったかいRoso?(ロスウ)を飲み干した後は体全体から汗が出ます。新陳代謝が良くなっているんですね。
これに細い短いパスタを入れてラーメンのように食べます。この食べ方は他の国でもしているんでしょうか?それともポーランドだけなんでしょうか?

ポーランドスープ料理 Grochowka(グロフフカ)

大きな豆のスープです。長時間豆を浸したあと、長時間豆を煮込む手間ひまかけた料理です。これも私の大好きな料理の一つですが、難点がひとつ。食べた後、猛烈にオナラがしたくなります。

ポーランドスープ料理 Kapuśniak(カプシニアク)

ポーランドの漬物、発酵させた千切りのキャベツを使ったスープです。シャキシャキした千切りのキャベツ、酸味と塩味がきいたスープです。このスープも胃腸の働きがよくなります。

ポーランドスープ料理 Zupa ogorkowa(ズパ・オグルコヴァ)

ポーランドの漬物、発酵させたきゅうりを使ったスープです。もちろん緑色。クリームソースを仕上げに入れれば、まろやかな酸味のスープの出来上がり。

ポーランドスープ料理 Zupa grzybowa(ズパ・グジボヴァ)

きのこで作ったスープです。ポーランドもキノコ料理が豊富です。このスープもまたパスタを入れて食べたりします。


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