ポーランド語の文法や発音の難しさについての理由を紹介

ポーランドでは英語のアルファベットにくわえてみたことが無いアルファベット文字が見られます。日本では見慣れないので、はじめは戸惑うかもしれません。アルファベット2文字を組み合わせてひとつの発音とするルールもあります。語学書によく書かれているカタカナのフリの発音をしてもポーランド語本来の発音とはかけ離れているので、理解されない時があるかもしれません。ただ私の経験上、拙いポーランド語でもなんとか時間をかけて理解しようとする人が多いというのが印象です。そのコミュニケーションのやり取りも旅の思い出になると思いますので、勇気を出してポーランド語で話しかけてみてください。
今の都市部のレストランのウェイターや販売員は、ほとんどの人が英語が話せます。採用される際、英語ができるかどうかが判断基準になるからです。なので英語ができる方はコミュニケーションに困らないと思います。
ポーランド語は世界でも習得が難しい言語のひとつと言われています。実際にポーランドに住んでみてポーランド語を学ぶと実感するのですが、難しいと言われる理由はいくつか思いつきます。

ポーランド語の難しさ ポーランド語の発音は難しいし名詞の語尾が変化する

そのひとつは発音です。ポーランドのアルファベットは英語の発音のアルファベットとはまた少し違います。日本語のカタカナで表現するとポーランド人にはさらに理解してもらえないと思います。なので動画を探して載せてみましたので参考に聞いてみてください。
また難しいと言われる理由のひとつは名詞の語尾が変化することです。日本語だと、「犬は」「犬に」「犬の」「犬と一緒に」「犬を」のように格助詞がくっついて、それぞれにあたる意味をなしますね。ポーランド語だと「犬」にあたる名詞の語尾が変化して「犬は」「犬に」「犬の」「犬と一緒に」「犬を」のように意味を変化させます。しかもその変化の種類が基本的に7つあります。私ははじめは、すごく戸惑いましたし、今でもまだまだです。

ポーランド語習得の難しさ 名詞の数によって名詞が変化 動詞も主語によって変化

さらに名詞の数によって名詞も変わります。「なんだ英語もそうだったじゃないか」と私も思っておりました。DogをDogsにすればいいんでしょ。でもポーランド語の場合はさらに1つの時と、2~4つの時と5つ以上の時でそれぞれ名詞が違います。またそれに対応して上に書いた格の意味によって名詞の語尾が変わります。
そしてさらに難しいのは、動詞が主語によって変わります。これは英語でもありましたね。私の場合I goっていうのと彼の場合He goes というのです。
ポーランド語ももちろん、「私」「私たち」「君」「君たち」「彼」「彼ら」で動詞が違います。
そしてそしてさらに難しいのは過去を表す動詞を使うときです。「私」が男性だった場合と、女性だった場合で過去形の動詞が違います。これは英語に無かった文法ですよね。ドイツ語でもありませんでした。「君」の場合もそうです。男性か女性かで動詞が違ってきます。「彼」の場合もそうで「彼」「彼女」で過去形の動詞が違います。
もっともっと難しい理由も挙げられますがこの辺にしておきましょう。
旅行なので、ポーランド語をマスターする必要は無いですが、少しでもポーランド語はこんな言語なんだと覚えておくといろいろな会話のきっかけになると思います。日本に来た外国人観光客が拙い日本語で話しかけてきたら嬉しいですよね?


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