ポーランドの映画、ドラマ(コメディ)でおすすめ名作作品はコレ!1

ポーランドの映画、ドラマというとどんなイメージが湧きますか?戦争を描いたもの、暗いタッチの映画でしょうか?ポーランドの映画、テレビドラマでおすすめなのはズバリコメディです。私が当初抱いていたポーランドのイメージが払拭されるような明るい作品ばかりです。
そして面白いなあと思った点が、共産主義時代のポーランドにも関わらず共産主義体制を皮肉っぽくコメディタッチで批判していることです。しかもバンバン批判しています。検閲とかゆるかったんでしょうか?日本の近くにある共産主義の国のイメージとはまたちょっと違いますね。
ポーランドの映画やテレビシリーズでまずは観るべきはコメディかなあと思ったので、おすすめのものを紹介します。しかもココで挙げた作品、ポーランド人に言うとよく知ってるなあと感心されますよ!ただ古い時代の作品もあるので、20代の若い子には通じないかも。
ポーランドに一歩近づくためにはこの作品を見るべし!
。。。ただ難点が日本語訳にされてる作品が皆無だということです。ポーランド語や文化の背景を知らないと笑うポイントがつかめないのが残念です。
かという私もポーランド語を完璧に理解できないので何回も作品を観て新しい発見をする日々です。はじめのうちは妻に何度も説明をうけながら、ポーランド語を勉強しました。このページは都度更新していくのでたびたび訪問してみてくださいね。

ポーランドの映画、ドラマ(コメディ)Alternatywy 4(アルテルナティヴェ・チテリ)

1983-1986年に放映されたテレビドラマシリーズです。共産主義時代の住宅事情を皮肉たっぷり、ユーモアたっぷりに批判しています。今でも何回もテレビで再放送されています。
共産主義時代のポーランドは住宅、部屋を探すのも一苦労だったようですね。新しいマンションが建てられると計画されます。のちに住所がAlternatywy 4(アルテルナティヴェ・チテリ)と命名されるのですが、そこに住もうとするマイルームを持ちたいと夢見た人々のドラマです。
それぞれの住人はそれぞれの人生、背景があります。そしてマンションの管理人は意地悪!一筋縄ではいかない人物です。ドラマの最期でこの意地悪い管理人に対して住人たちが反撃をするのですが。
その人間ドラマ以外にも、建てつけが悪いドアや、杜撰に工事された水道管など、杜撰な住民登録管理など、共産主義時代の住宅事情を批判するシーンが盛りだくさんです。

ポーランドの映画、ドラマ(コメディ)Sami swoi(サミ・スフォイ)

1967年の映画Sami swoi(サミ・スフォイ)。友達という意味だそうです。オリジナル映像は白黒の映画ですが後にカラー版のDVDが登場したようです。
第2次世界大戦直後、ポーランドの歴史をご存知の方ならお分かりでしょうが、ポーランドの国境線は西はドイツ側に広がり、東側はソ連の領地として食い込まれるような形、西側にスライドするような国境線に設定されました。その時代のお話です。
隣同士にすむPawlak(パブラク)さんとKargul(カルグル)さんがメインのキャラクターです。2人はいつもケンカしています。いつも2人は争いが耐えないのですが、実はパブラクの息子と、カルグルの娘はお互いに好きで結婚を考えています。

ポーランドの映画、ドラマ(コメディ)Nie ma mocnych(ニエ・マ・モツネッフ)

1974年の映画です。Sami swoi(サミ・スフォイ)の続編の映画です。Pawlak(パブラク)の息子とKargul(カルグル)の娘はめでたく結婚します。その間に娘が生まれました。カルグルとパブラクの孫になります。その孫役を演じるのがアンナ・ディムナ。美しい!
そのうち美しいポーランドの女優特集のページも作りますよ!
その孫のアニャは婚約相手を見つけます。アニヤの両親は反対しているのですが。結婚式当日、その結婚相手に疑惑がかかって、破天荒キャラのパブラクは式をめちゃくちゃにします。式をめちゃくちゃにするシーンは見所です。

ポーランドの映画、ドラマ(コメディ)Kochaj albo rzuć(コハイ・アルボ・ジュチ)

1977年の映画、Sami swoi(サミ・スフォイ)、Nie ma mocnych(ニエ・マ・モツネッフ)のシリーズ最終編です。パブラクがアメリカに移住した弟にあうために、カルグルと孫のアニヤと一緒に弟パウェウが住んでいるシカゴに向かいます。
アメリカの巨大なビル、馬が車の荷台に載せられて移動していく様などはじめている光景にカルチャーショックの一行は連続です。
しかしもっとショッキングなことは、弟パヴェウが数日前に亡くなっていたこと、そしてさらにショッキングだったのは未婚の女性との間に出来た娘がいたこと、そして最後のショッキングな事実はそれが黒人女性との子だったことです。

ポーランドの映画、ドラマ(コメディ)Poszukiwany, poszukiwana(ポシュキヴァネ、ポシュキヴァナ)

1972年の映画です。美術館で働いていたスタニスワフは、絵画を盗んだ疑いで、逃走する日々を送るはめになります。身を隠すため、女装して生活費を稼ぐため家政婦として働き始めます。
はじめは、家政婦の仕事に慣れず失敗の連続ですが、そのうち手馴れてきて、マリーシャというニックネームで引っ張りだこの人気家政婦になり、高級車も乗り回すほどリッチな生活を送れるほどになってしまいました。
この映画でビンベルという法律違反の蒸留酒を造っているシーンが出てきますよ。この映画にもところどころ共産主義時代のポーランドの風景が出てきます。

ポーランドの映画、ドラマ(コメディ)Nie lubię poniedziałku(ニエ・ルビエン・ポニジャウク)

1971年の映画です。基本的なストーリーはイタリアからポーランドに来たビジネスマン。当時のポーランド、ワルシャワの人、風景にカルチャーショックを受けます。
この映画は共産主義時代のポーランドを皮肉っぽく面白おかしく描いたものです。私は日本で生まれたし共産主義の国で育ったわけではないけど、この映画を観るとなぜか懐かしさを覚えます。朝、家の前に牛乳配っているサービスとかありましたよね?今も日本でやってるのかな。
この映画の音楽もかわいらしくてお気に入りです。

ポーランドの映画、ドラマ(コメディ)Czterdziestolatek(チュテリジェストラテク)


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